「ねえネク君…」 「あ…え?」 下半身を君に入れたまま暫く抱きしめて可愛い顔を眺めていた。 汗で額に張り付いた髪の毛を掻き分けて丸い綺麗な額に口付ける。 瞼、ほっぺた、唇と顔にたくさんキスの雨を降らすといい加減うんざりした顔をされてしまった。 「…し、しつこい///」 「フフフっ」 その割りには大人しくされるがままのくせに。 知ってるよ、キスする度に君の胸の鼓動が速くなる。 体のピンク色が濃くなる。 繋がったまま僕が動かないものだから痺れを切らした君の腰がもどかしく揺れ始める。 「…おい//しつこい」 「しつこいっていう事は早く次が欲しいって事かい?」 揺れる君の腰を撫でると擽ったそうに体をよじった。 折角一つになってるのに、もっとキスして抱きしめたいのに。 せっかちなネク君… あと少ししか君と過ごせないのに、だから今だけは永遠に一緒にいられるように錯覚してもいいでしょう。 せっかちなのは、僕の方なのかな。 別に焦らしている訳ではないけれどまだこのままでいたくてネク君の鎖骨や胸にもキスを落としていった。 「ふ…ぁ…」 小さい乳首をつついたり押し潰したりして遊んでいると、感じてしまうのか下の入口が何度も僕を締め付ける。 そんな風にしたら僕このままイっちゃいそうだよ… 動かさずにイくなんて男として最低だよね、童貞みたいで恥ずかしいよ。 「聞いてよネク君…この前雑誌で読んだけど、 入れたまま30分は動かさずに抱き合ってるとイく時にエクスタシーを感じるらしいよ」 「はあ?…どんな雑誌…読んでるんだよっ…///」 「有名なAV男優が言ってたんだ。試してみようと思って」 「…変態、だな…おまえ…っあ…」 触り続けた乳首がピンと立ってきたので子猫みたいにペロペロ舐めて、ちゅっとキスをした。 揉む肉もないけれど平らな胸を形だけ揉みながら、また首筋やほっぺたに吸い付いてみる。 君の体にもう何回キスをしたかな、数えてればよかった。 「…あと30分で一万回はいくかな?」 「??…なにが??」 「ネク君にキスした回数。」 「……いきそうだな///…」 「え?」 てっきり馬鹿みたいとか言われちゃうと思ったのに。 一万回なんて到底届くはずないのに、僕そんなにキスしたかな… 「…あと一年後には一万回いきそうだな///」 「一年後?…フフ、そうだね。」 そっか、ネク君はずっと僕と一緒に居られると思ってくれてるんだね。 ああ、聞かなきゃよかった。 切なくなっちゃうよ。 じんわりと胸に沸き上がる悲しみを掻き消すように、腰を動かした。 「あっ…おい…んっ…」 「やっぱり30分は…無理みたい…」 快感に集中すれば悲しみは一時忘れられる。 ほんの数分我慢してただけなのに、十分気持ち良かった。 ネク君もいつもより感じているみたい。 恥ずかしいけど、もうイっちゃいそうだよ… 「あっ…ん…う…」 喘いでるネク君の口が真っ赤になって僕を誘うものだから、誘惑されて口付けた。 お互いの唾液が絡む音が、脳内に反響してゆく。 えっちな音、興奮する。 「ネクくん…もうイっていいかい?」 「えっ…あぁっ…」 我慢出来なくて絶頂に向けて激しく腰を振った。 「んっ…ネクくんっ…」 寸前で引き抜いてネク君のピンクに染まったお腹を白濁で汚した。 「…早いな…」 「ごめんね…」 いつもと立場が逆になってしまって恥ずかしくてネク君の目、見れないよ。 子供の僕の体は敏感過ぎて困る。 許しを媚うようにキスでごまかした。 到底叶わないけど、いつかネク君と一万回目のキスを迎えられたらいいな。 初めてコンポーザーという立場を後悔した夜だった。 おわり