※このお話はパラレルですが一応平行世界な設定です。 メモで連載していた小説なので纏まりが悪い感じがしますがあしからず!(笑 「…うう、頭痛い。僕、保健室行ってきます」 体育の授業中によろめくヨシュア。 心配そうに駆け込むクラスメイト達。 放っておけばいいのに皆顔色変えてあいつのとこに駆け寄って、保健室付添い人の争奪戦が始まった。 ちょっとヨシュアが綺麗な顔しているからって男を取り合うなんてあいつ等馬鹿みたいだ。 ヨシュアもいい年なんだし保健室くらい一人で行って来いよ。 一人蚊帳の外から傍観していると一人の生徒がヨシュアの体に触れて強引に連れ去ろうとしている。 「ネク君は?ネク君がいいよ、早く連れてって!」 ヨシュアが俺を呼ぶのと俺がそいつを張り倒すのはほぼ同時だった。 絶対王子主義 「あ、タバコ切れてる。頂戴」 教室に戻ってくるとヨシュアは制服のポケットに入っていたタバコのケースをぐしゃっと潰して窓から放り投げた。 さっきまでのひ弱な美少年は何処へいったのか、目の前にいるのはただの素行の悪い不良少年。 俺は煙草なんか吸わないのに新品の煙草をヨシュアに渡す。 「さすがネク君!」 ついでにライターで火まで着ける。 一連の行動を習慣の様にやってのけてはっと我に返った。 「てゆーかなんで俺がお前にここまでしてやらないといけないんだよ!授業さぼるな!付き合わせるな!」 「うるさいなぁ、こんな美少年と授業サボれるなんてネク君特権だよ?」 「そんな特権いらないな。」 「じゃあ僕を一人にするの?何かあったらネク君の所為にするからね」 俺とヨシュアは幼馴染。 ヨシュアの家、もといお屋敷は俺ん家の隣で年も同じだったし物心ついた頃からいつも一緒にいた。 金持ちで病弱で何故か霊感体質だったヨシュアは小さい頃いつも苛めの標的にされていて、俺はいつもそれを庇っていた。 泣きじゃくるヨシュアを背負ってお屋敷に送っていくのが幼い俺の日課。 あの頃からヨシュアの両親には感謝されていて俺まで我が子の様に可愛がられている。 俺も自分の家族と同じようにヨシュアの両親を慕っているからこいつに何かあって悲しむ姿は見たくなかった。 それなのにこいつはそんな俺を感謝するどころかまるでご主人様とその犬みたいに事あるごとにこき使う。 本当は病気なんかとっくに治っていて今ではただの面倒臭がり屋。 年頃になると男子校に唯一の美少年という事で、貞操の危機を理由にまた俺に纏わりついてきた。 ここまで来るともうヨシュアの面倒を見るという習慣には逆らえなくて、さっきみたいについ体が反応してしまう。 このまま一人で授業に戻りたいけどもし一人にしている間にこいつが誰かに襲われたら、なんて考えると離れる気になれなかった。 本当に習慣とは恐ろしい。 休み時間になるとヨシュアの周りに人だかりができる。 そいつらの俺に向ける視線は痛い。 「桜庭、お前桐生に付き纏い過ぎ」 よくこんな因縁つけられては最悪の場合校舎の裏に呼び出されて酷い目に合わされる。 付き纏われているのは寧ろ俺の方だった。 しかしお陰で喧嘩は強くなった、それだけはヨシュアに感謝してる。 「ネク君は僕の事大好きなんだよね、常に付き纏われてうざくても僕はそんな彼を責めたりしないよ。いいところもあるんだよ。」 俺を落として自分を上げて周りの気を引いて有頂天になって。 モテたがってる割には俺にべったり付き纏って、理解不能だ。 ヨシュアの所為で友達は殆どいないけど唯一隣の席のビイトだけは結構親しかった。 こいつだけはヨシュアの毒気に犯されていない気がして気軽に話が出来るからかもしれない。 そんなビイトから突然二人きりで話がしたいと言われてやって来た校舎裏、嫌な予感がするのは気のせだといいけれど。 「俺、ヨシュアが好きなんだわ。」 気のせいじゃなかった…案の定こいつまでヨシュアの毒気にやられていた。 「正直、お前はあいつの何なんだ?お前ら付き合ってんのか?」 真剣な表情、趣味は最悪だけど恋してるんだな。 「それだけは絶対にない!!有り得ないな!ただの幼馴染だよ。そんな対象に絶対見れない。」 「そ、そっか。良かった。」 そんなビイトを見ていたらふといい案が浮かんだ。 こいつらが付き合ってくれれば俺ヨシュアから解放されるかも。 ビイトは喧嘩も強いし俺より頼りになりそうだ。 何よりいい奴だから俺も安心してあいつを任せられるし。 「俺協力するよ!」 「本当か?!」 そう言ったビイトの嬉しそうな顔、結果いい事してるし上手くいってくれたら俺も肩の荷が降りる。 まあビイトがあいつの本性を知っても好きでいるのかは謎だけど。 帰り道それとなくヨシュアに探りを入れた。 「お前好きな子とかいるのか?」 ヨシュアの足取りが何故か重くなる。 「どうして?」 「あのさ、うちのクラスの尾藤っているだろ?あいつがお前の事好きなんだって。」 「ふうん。だから?」 「あいついい奴だし喧嘩強いしさ、きっと俺より頼りになるよ。」 そういい終わった瞬間ヨシュアにカバンで殴られた。 暴力は珍しくないけどこのタイミングは理解不能だ。 さっきまでの機嫌は良かったはずなのに。 「あんなのと付き合えって言うの?!冗談じゃないよ、馬鹿馬鹿しい。」 逆行で顔は見えないけれど叱咤している割にはちょっと震えた声。 ビイトが余程嫌だったのか? いつもなら何すんだよって食って掛かるけどなんか調子が狂ってしまう。 「もういいよ、今日は一人で帰る!」 「…何だよ、勝手にしろ!」 一人で帰ると言っても家が隣同士だから結局一緒に帰ってるようなものなんだけどな。 その夜、メールが一通来た。 『ネクありがとな!俺ヨシュアの事大切にする!』 思わず寝転んでいたベッドから飛び起きた。 何だこれ、今日あんなにキレてたのにいつの間に付き合ったんだよ! 本当に今日のヨシュアは理解出来ない。 長い間ずっと一緒にいたヨシュアに初めて恋人が出来た。 やっと解放される、俺もう自由だ。 けれど心が躍ったのは一瞬だった。 ビイトからまたメールが一通。 『今ヨシュアん家にいる、俺頑張るわ!』 何を頑張るつもりだよ?! そもそもヨシュアは俺以外を部屋に入れる事を激しく嫌がっていたし、煙草が切れると苛々しだすし… ってそういえば今日の夜の分の煙草まだ渡してなかった! あいつ、ビイトに八つ当たりしてないかな、ビイトが強引に迫ったら流石にあいつじゃ敵わないんじゃ… 一気に色んな想いが交錯して堪らず窓を開けた。 この部屋の窓からはヨシュアの部屋がよく見えて、お互い窓を開けて話し込んだりなんかよくしていた。 見知った窓にはカーテンが引いてあったけど、僅かなその隙間からヨシュアの姿が見えた。 長年の付き合いだし表情で分かる。 凄くつまらなそうであれはちょっと怒り入ってるな。 当たり前だ、さっきまでビイトの事馬鹿馬鹿しいなんて言っていたんだ。 どうして付き合うことになったのかは不明だけれどヨシュアがビイトを好きな筈がない。 なぜだか少しだけほっとした。 暫く様子を見ているとビイトがヨシュアの肩を掴んで何か言っている。 まずい、あいつ昔襲われそうになったトラウマで俺以外に触られるの駄目なんだよな。 慌てて携帯からビイトに電話した、けど出ない。 もう一度窓を見ると二人の影がなかった。 急に不安になった俺は急いでヨシュアの家に駆け込んだ。 「お邪魔します!!」 二階に駆け上がってヨシュアの部屋を開けると物凄く機嫌の悪そうなヨシュアと申し訳なさそうに座ってるビイト。 「ネク君?!何しに来たの?」 「ネク!」 勢いで来たのはいいけど特に襲われてる様子もないし、今の俺ってかなりかっこ悪い。 「いや、仲良くやってるかなと思ってさ…」 「仲良くやってるよ、ねえ尾藤君!」 「え?!あ、ああ。」 なんだよヨシュアのこの態度、さっきまであんなに嫌そうな顔してた癖に。 訳が分からない。 「僕もう眠い…」 するとヨシュアが嘘臭そうに瞼を擦り始める。 俺には分かるけどこれは早く帰れという意味。 しかも俺にビイトを連れて行けって遠まわしに言ってる。 「帰るぞ。」 「え?!ちょっ、」 俺はボケっと座り込んでいるビイトを引きずってヨシュアの部屋から出て行った。 「お前展開早すぎる。どんな手使って落としたんだよ」 ヨシュアの家の前でビイトとに問い詰めてやることにした。 「は?なんか急にヨシュアから電話があって付き合ってやるって言われたから俺はてっきりお前のお陰だと思ってたぜ?」 …意味が分からない。 あいつは一体何考えてんだよ! 「でもさ…ヨシュアってなんか…」 ビイトが思い詰めたように話し出す。 「何だよ?」 「いや、いい。またな!」 そう言ってビイトは何か腹に一物を抱えたまま去っていった。 翌朝ヨシュアを迎えに来たビイトの大声で目が覚めた。 何年も低血圧のヨシュアを起こしに行って制服を着せるのが朝の日課だったけれど、もう必要無さそうだ。一人きりの自由な朝。 しかし折角解放されたのにどうも隣の様子が気になってしまう。 あいつちゃんと起きてるかな、また朝飯抜いてないかな、なんてつい心配してしまう俺は完璧あいつに洗脳されてる。 ビイトとヨシュアが付き合ってあいつが自立するいい機会じゃないか。 そう自分に言い聞かせて吹っ切るように家を出た。 ビイトがそわそわしながらヨシュアの家の前に立っている。 ああ、やっぱりヨシュアの事好きなんだ。 あいつの事頼んだぞ。 心の中でそう呼び掛けて学校へ向かった。 一人きりで歩く何時もの道は少しだけ広く感じた。 ヨシュアがビイトと登校してくるとクラス中が大騒ぎになった。 よし、これで因縁つけられるのはビイトの方。 穏やかな学園生活が送れそうだ。 当のヨシュアはなんだか不機嫌そうだった。 朝から俺以外の他人と接触するのはあいつにとって結構なストレスだろうな。 何考えてんのか知らないけど好きでもない奴と付き合うからだよ。 珍しく今日はヨシュアと話してない。 一人って気楽だな。 それでもさりげなくヨシュアの様子を伺ってしまう習慣は長年の経験で体に染み着いてしまったみたいだ。 授業中携帯に一件のメールがきた。 ちょっと前にビイトに無理矢理紹介された隣の女子高のシキって子。 そういえば写メ送ってって頼んでたっけ。 思春期なのに男だらけの男子校で、しかも四六時中連れ添ってるのはヨシュア。 俺だって健全な15歳だし好きでこんな環境にいる訳じゃない。 当然女の子に興味津々だった。 (うわ、結構可愛いな。) 画像と一緒にネクも写メ送って、と一言。 自信無いけどヨシュアと二人で写ってる画像送ったら、今日遊ぼうって返信が来た。 (まじで、やった!) こうして俺はシキとのデートの約束を取り付けた。 ビイトありがとう! ヨシュアはもらってくれるし紹介してくれた子可愛いし、感謝せずにはいられないな。 よく考えたら女の子と二人で遊ぶなんて人生で初めてだった。 だって俺の隣にはいつもヨシュアが居たから。 携帯のシキの画像を見詰めながらもしかしたらこの子が初めての彼女になってそのまま初体験、なんて夢みたいな事考えてた。 斜め後ろの席のヨシュアがその時どんな顔してるかなんて当然知るはずなかった。 授業が終わって速攻教室を飛び出した。 どうせ今日はビイトがヨシュアを送るだろうし。 シキとの待ち合わせはハチ公前に四時。 ちょっと早いけど初めてのデートだしこのぐらいが丁度いい。 その辺の座れそうな場所に腰掛けて辺りを見渡すと若い制服を着たカップルが何組か寄り添っていた。 俺もいずれあんな風に、なんて心を躍らせていると俺の隣に男の人が座った。 初めは特に気にならなかったけど何だか視線を感じたので目線をそっちに送ると案の定俺の事見てる。 何だ、こいつ…もしかしてなんかの勧誘かそっち系の趣味? あまり見ない様にしていると20代くらいのその男性が確かに俺に向かって微笑んだ。 絶対危ない奴だと思ったけどその顔が余りにも懐かしそうで切なそうだったからもしかしたら単なる人違いなのかもしれない。 しかしそいつは確かに俺に向かって口を利いた。 「…一番大事な物はいつも近すぎて見えないんだ、君も早く見つけられるといいね」 「はぁ?」 そう言ってまた懐かしそうに笑うとそいつは雑踏に消えた。 何だあれ?意味が分からない…やっぱり人違いかなんかの宗教か? 釈然としないままでいるとポケットの携帯が鳴った。 着信相手はもちろんシキ。 うわっ来た!どうしよう、緊張するな。 すると目の前に携帯を耳に当てたままうろうろする制服姿の女の子。 もしかしてあの子かな、うん、きっとそうだ! 「あ、もしかしてネク?!」 「そ、そうだけど…シキ?」 こうして俺の初デートが始まった。 シキはよく笑ってよく話して明るくて可愛かった。 口下手で根暗な俺には勿体無いくらいいい子。 でもたまにテンションについていけない気もするんだけど… それでも俺は終始どきどきしっぱなしで自分が何を話しているのかもよく分かっていなかった。 何せ初めて年頃の女の子と話してるんだし、当然だな。 二人でセンター街を歩いているとシキが急にはしゃぎだした。 「あ〜!ビイトっ!!久しぶり!!」 正面から歩いてくるのはビイト。 なんだかテンションは低そうだ。 「あれ、お前らいつの間にそんな仲良くなってんだ?」 「今日初めて会ったんだ〜ネクっていい子だね!紹介してくれてありがと♪ビイト!」 シキはビイトにも楽しそうに接するんだな…ああ、俺ちょっと勘違いしてたかも。 誰にでも優しく接するシキを見ていたらちょっとだけ期待してた自分が空しくなった。 ヨシュアみたいに俺だけにしか懐かない奴が珍しいだけか。 そういえば、ヨシュアの姿が見当たらない。 「おい、ヨシュアは?」 「ああ、ちょっと喧嘩した。」 ビイトのテンションが低い原因が解明した、けど急に俺は不安で一杯になった。 「お前、まさかあいつを一人で帰らせたのか?!」 「は?そうだけど」 「っ!!何やってんだよ!!」 俺は二人を置いて全速力で学校へ向かった。 電話しても出ないし不安はますます大きくなる。 ヨシュアを一人にしたら大変なんだよ、ビイトの奴何も分かってない!! あいつ最近先輩達に目付けられてるし、喧嘩も一対二だったら確実に負ける!! 体強くないし、いつ貧血起こすか分からないし… 俺完全にあいつの保護者だな、ちょっと目離すと心配で堪らない。 こんなに全力で走ったのは何年ぶりだろう… 学校に着くともう部活が始まっていて、俺はグラウンドにいる知ってる運動部の奴に片っ端から声を掛けた。 ヨシュアの事を聞いても皆首を傾げるばかり。 家に電話してもまだ帰宅していないらしく、手がかり一つ見つからない。 でも下校する姿は目撃されていないみたいだし、まだ校舎内に居るのかもしれない。 ヨシュアにコールしっぱなしの携帯を片手に心当たりを走り回っていると校舎の裏に人影を発見した。 見つけた!!やばい、あれって高等部の南師先輩と狩谷先輩だ!! よく見ると相当ヨシュアが暴れたらしく制服もぐちゃぐちゃだし頬に殴られた痕がある。 「お前ゼタ生意気、調子乗んな、ウぜぇ。」 「ちょっと猩チャン苛めすぎじゃナイ?」 南師がヨシュアの胸元掴みながら何か言ってる。 俺あの二人に勝てるかな... 気がついたら考えるより先に行動してた。 「ヨシュア!!!」 「あ、ネク君」 「ああ?またお前かよ!」 「あ、いつもの彼氏じゃン」 南師が俺に気取られてる隙にヨシュアが南師に蹴りを入れた。 「いってぇ!」 丁度股間にヒットしてかなり辛そうだ、ご愁傷様。 「ネク君、遅い!!何やってたの」 「ハァ、わ...悪い、ちょっと遊んでた。」 「彼氏助けに来るの遅いよ〜もう少しで義弥君ヤられちゃうとこだったヨ♪」 狩谷先輩はどうも苦手だな、何考えてんのか全く分からない。 「か、彼氏なんかじゃない!!」 しかも俺がいつも一緒にいるからって何故かヨシュアの彼氏だと思われてる、とんだ迷惑。 「彼氏じゃないって、よかったネ!猩チャン。」 「はぁ?!何言ってんだこのヘクトパスカル///!!!」 結局素直に帰して貰えるはずもなく俺が一人でボコられてヨシュアはただそれを傍観してた。 いつものパターンだと何故かこの後ヨシュアに俺が弱いから悪いってキレられる。 いつもだったらその筈なのに... 「ネク君、大丈夫かい?」 淡々とした口調だけどヨシュアが俺に心配の言葉を掛けるなんて珍しい。 「え?!ああ、もう慣れた。それより一人で何やってんだよ!ビイトと何かあったのか?」 「ああ、彼はもうどうでもいいよ」 ヨシュアが煙草を咥えるからまた咄嗟に火を付けてしまった。 ああ、俺ってどこまで面倒見がいいんだろう。 「どうでもいいなら最初から付き合うなよ、可哀相だろ?」 「...本当にそう思ってるの?」 「え?!」 そう言われてみると可哀相とは特に思わないな、むしろちょっとホッとしたというか... ってビイトにヨシュアを押付けようとしたくせに何考えてんだよ、俺! 「変な顔、相変わらず頭悪いね、ネク君は。何も分かってないんだから...」 散々走り回って助けに来てボコられてなんで俺嫌味言われてるんだろう。 やっぱり前言撤回、こんな奴と付き合うなんてビイトが可哀相。 「うるさいな、もう帰るぞ!」 うんざりするけどこんな奴の面倒見れるのなんて俺くらいしかいないだろうし、これも幼馴染のさだめなのかもしれないな。 仕方なくヨシュアの肌蹴た制服を直してやると胸元に小さい赤い痕がいくつもある事に気がついた。 これって...まさか、き、キスマーク///?! 「お前まさかあいつらに何かされたのか//?!」 焦ってヨシュアに問いただした。 さっきまでしらっとしてたからてっきり何も無かったと思ってたのに。 「ネク君が遅いせいだよ...責任取って」 具体的な事を敢えて言わないから余計に不安が募ってく。 「ちょ、どこまでされたんだよ?!大丈夫なのか?!」 肩を掴んで強引に問いただすとヨシュアが意味あり気にフフっと笑った。 「途中までやられたら欲情しちゃった、ネク君何とかして」 「と、途中までって///?!なんとかって何だよ?!」 「何で意味分からないの?続きしてって事だよ。どうせ今日ネク君家のパパとママ旅行で居ないでしょ?」 ....頭の中が真っ白になった。 今までどんなヨシュアの我が侭も聞いてきたつもりだったけどまさかこんな事言い出すなんて。 俺まだ童貞だし、男に興味無いし、ましてやヨシュアだぞ?! 「ネク君の所為なんだし責任取ってよ。」 折角の綺麗なヨシュアの顔が頬っぺたの辺りだけ真っ赤になってる。 ビイトに全て押付けて女の子とふらふら遊んでた俺の責任、だと言えばそうなのかもしれない。 帰りぐらい俺が送ってやれば良かったんだ。 「分かったから、もう帰ろう。」 「...うん!」 昨日からずっと不機嫌な顔してたけどやっと笑った。 今まで何とも思ってなかったけどよく見ると本当に綺麗な顔してるんだな。 今夜そうゆう事をする約束なんかしてしまった所為だろうか、胸がどきどきしてヨシュアの笑顔がまともに見れなかった。 続く